活用している理論について

行動変容段階モデルを活用することでおきる5つの良いこと

  • 行動変容段階モデルを活用するとなにかいいことあるの
  • 行動変容段階モデルって怪しくないの
  • ちゃんとした効果があるの

行動変容段階モデルに興味をもつと実際にこんなこと知りたくなりますよね。

 

僕は行動変容段階モデルを活用して、運動習慣なしから週6回の運動習慣を手に入れることができました。行動変容段階モデルを活用したからこそ分かる魅力を体感しています。

kan
本当に万能だから知ってほしい

そこでこの記事では、行動変容段階モデルを初めて聞いた人でも「自分も活用してみたい」と思えるような魅力について解説していきます。

 

この記事を読めば、「行動変容段階モデルの魅力が分かり、運動を習慣化するための第一歩」を踏み出せます。

 

5つの良いことをすぐ見たい方はこちらからすぐ飛べます

 

行動変容段階モデルってなに?

Transtheoretical-model

 

行動変容段階モデルは、人の健康に関する習慣が変わっていく仕組みを説明した理論になります。

 

主に4つの概念から構成されています。

  • 行動変容ステージ(5つの変化の段階)
  • 意志決定バランス(行動のしやすさ)
  • セルフエフィカシー(継続していく自信)
  • 変容プロセス(考え方や行動に関する方法)

この理論が分かることで、運動を習慣化するまでの流れや重要な要素を知ることができます。

 

運動の習慣化のみではなく、禁煙や食習慣の改善に世界的に活用される理論になっています。

 

行動変容段階モデルは怪しいもの?

この理論は決して怪しいものではありませんのでご安心ください。

 

この理論は、1980年代前半にアメリカの心理学者プロチャスカさんが提唱したものです。当初は、禁煙を目的としたものでしたが、現在ではその効果の高さから、運動や食習慣といった健康行動にも活用されています。

 

プロチャスカさんは、最も優れた生きている臨床心理士の1人としても認められている有名な方です。

 

現在は、世界的に健康行動のために活用される最もポピュラーな理論となっています。

kan
実際に僕も理学療法士として、患者さんの運動指導に活用しています

 

行動変容段階モデルを活用するとおきる5つの良いこと

僕は行動変容段階モデルを活用して、運動習慣0から週6回の運動習慣化に成功しました。実際に行動した中で感じた活用することでのメリットをお伝えしていきます。

 

〇実際に活用してみて実感した5つの良かったこと

  • 不安を減らせる
  • 習慣化のハードルを下げられる
  • 自分を責めなくなる
  • うまくいかないときの対応が分かる
  • 人に自分の経験を伝えやすくなる

 

行動変容段階モデルを活用して、運動習慣化に向けて頑張りたいと思った方は具体的な方法を解説した以下の記事を読んでみてください。

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不安を減らせる

この行動変容段階モデルを活用すると、習慣化までの全体像が分かり、不安が減ることで動けなくなることを防ぐ効果があります。

 

なにをしたらいいか分からないことや全体像が見えないことって不安が強くなって動けなくなることありませんか?

 

運動を習慣化しようと思うと、

  • まずなにからするの?
  • どういう流れになるんだ?

こういった不安があって、ネットやSNSで情報を集めても情報がありすぎて何をしたらいいか、もっと分からなくなった!なんて経験1回はあるのではないでしょうか。

 

行動変容段階モデルを活用すれば、まず何をしてどういった行動をとるかがすぐ分かるので習慣化に向けてスタートダッシュができます。

 

習慣化のハードルを下げられる

行動変容段階モデルを活用することで、自分のレベルに適した行動が分かり、ゴール(運動習慣化)に最短距離で進むことができます。

 

分かりやすく言えば、行動変容段階モデルは「ゲームの攻略本」のようなものです。

 

攻略本を読めば、重要なアイテムの場所や次に進む道が分かりますよね。ボスの特徴も分かって、事前に準備をして挑むこともできます。

 

行動変容段階モデルを理解することで、習慣化の道のりや習慣化を手助けするグッズ・サービス、うまくいかないときの考え方が分かり、難易度を圧倒的に下げることができます。

kan
very easyとまでいかなくてもeasyモードぐらいにはなると思います。

 

自分を責めなくなる

行動変容段階モデルを活用すれば、うまくいかなくなったときに「自分の意志が弱い、性格だから無理だ」と原因を自分に作って挫折することがなくなります。

 

運動を習慣にするためには、行動変容段階モデルのうち意志決定バランス(行動のしやすさ)とセルフエフィカシー(継続する自信)を変容プロセス(考え方や行動に関するスキル)で変化させていくことが重要です。

 

ここには、自分の意志や性格は含まれません。行動変容段階モデルを理解することで、原因を仕組みの中に見つけることができるため、自己否定せずに済みます。

 

うまくいかないときの対応が分かる

行動変容段階モデルで、習慣化までの全体像やレベルに適した行動など基準を自分のなかでもつことができます。

 

うまくいかなかったときには、その基準と照らし合わせて、自分の行動や考え方のどこがまずかったのかを把握することができます。

 

「なにが原因か分からないけど、習慣化をあきらめちゃった…」なんてことがなくなります。

 

また、万が一習慣化の途中で挫折してしまっても、原因が分かり対策を考えられることで、再チャレンジのときの成功率を上げることができます。

 

人に自分の経験を伝えやすくなる

行動変容段階モデルを活用することで、行動が変わる仕組みが分かり自分の経験を言語化することに役立ちます。人に経験を伝える際には、言語化は避けられません。

 

あなたの経験は誰かの困りごとを解決するカギになるかもしれません。また、言語化ができればあなたの経験は価値あるものとなり、その後のあなたの生活や収入にまで影響を与えるかもしれません。

 

行動変容段階モデルを理解することは、運動習慣化のみならずあなたのその後の人生に影響をあたえる可能性があります。

 

行動変容段階モデルが習慣化に与える効果

 

行動変容段階モデルは、数多く提唱されている健康行動の変容理論の内で、禁煙や効果的なストレスマネジメント行動変容、運動習慣の獲得などの成功率が最も優れているアプローチの1つとして認められている。

引用元:津田 彰 他:行動変容.日本保健医療行動科学会雑誌,34(1):49-59,2019

行動変容段階モデルは、論文でも成功率が最も優れているアプローチであるとされています。

 

このような実績から世界的にも認められ活用されています。日本の厚生労働省のホームページにも載っていますので、みなさんも1回は見たり聞いたりしたことあるのではないでしょうか。

 

行動変容段階モデルは習慣化の攻略本

行動変容段階モデルの魅力について解説してきました。行動変容段階モデルを理解することは、習慣化の第一歩になります。

 

  • 不安を減らせる
  • 習慣化のハードルを下げられる
  • 自分を責めなくなる
  • うまくいかないときの対応が分かる
  • 人に自分の経験を伝えやすくなる

行動変容段階モデルを活用すると、習慣化に成功する糸口を見つけられ難易度を下げられます。

 

この機会に行動変容段階モデルを理解して、運動習慣化の行動をしていきましょう。

 

行動変容段階モデルを活用した運動を習慣化するための方法については以下の記事で解説しています。

≫【ダイエット】運動を習慣化するための方法を身につける3ステップを解説!

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すでに運動を習慣にしている人も新しい気づきがありますので、ぜひ一度読んでみてください

 

  • この記事を書いた人

kan

理学療法士/経験年数:11年/行動変容段階モデルを活用し、運動習慣0から週6回の運動習慣を身につける/運動習慣を身につけられる人を増やし、日本の健康寿命を延ばすために情報を発信していきます。

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